化学物質の徹底した統制がない場合は、川に生息する雄魚類が雌に変わることができるという主張が出た。
英国のエクセター大学チャールズ・タイラー教授は無責任廃棄物管理に起因した負の結果について懸念されると述べた。
有害物質は、家庭や産業に関係なく排水口を介して排出されている。
タイラーは、2008年に実施された主な海洋生物の研究に参加した。 この研究では、英国の河川の51個地域でとれたオスローチ(roach)魚類のうち4分の1が睾丸に卵子を持っているかのように、雌の兆候を示した。
すべてのオスローチ魚類は深刻なレベルのエストロゲンのために雌化されたことが明らかになったが、これは特定の経口避妊薬の化学成分が川に流れて入ったからだとタイラーは説明した。
まだ多くの人が無責任な化学物質と廃棄物管理のために海洋生物が困難を経験していることをよく理解していない。
タイラーによると、約200匹の雄魚が雌化を起こしたことが分かった。 これは雄が遺伝子が正常に次の世代へとつながらないことを意味する。 化学廃棄物は、実際に魚を殺さないが性比の不均衡に時間が過ぎて個体数が減少することになる。
タイラーは「野生生物個体群が複数の複合ストレスにさらされている」と述べた。
また、「化学物質と人口に及ぼす悪影響が立証されると、私たちは、化学物質を制限または禁止することについて、より積極的に対応しなければならない」と付け加えた。
タイラーはイギリス諸島で開催される水産学会50周年記念シンポジウム講演で、この問題について講演する予定だ。