ユネスコは寄付をたくさんする国が教育を切実に必要としているコミュニティに教育を支援することに、より多くの関心を払う必要がありと促した。
ユネスコのグローバル教育モニタリングレポート(Global Education Monitoring Report)の政策報告書によると、総教育補助金は、2010年に比べて4%減少し、120億ドルであったと発表した。
レポートでは、ユネスコはドナーの支援が振れてみると、最も支援が必要なところ手が届かないだろうとの懸念を表明した。
米国と英国は、基礎教育への寄付を最も多くする国である。 二国は、2014年と2015年の支援金がそれぞれ11%、9%減少した。
一方、ノルウェーとドイツは、教育援助の寄付を、それぞれ50%と34%増やした。
ユネスコ事務局長であるイリーナ見るコバは教育支援寄付に最も貧しい国々から彼らの注意を向けないよう促した。
彼女は報道資料を通じて「持続可能な開発目標を達成するには援助が不足している。 私たちの目標達成が不透明である。 私たちの共同教育目標を達成するためには、資源を6倍に増やすし、このように集まった寄付資源はそれを最も必要としている国でなければならない」と述べた。
世界で教育を受けられない児童の半数以上がサハラ以南の地域に居住する。
アフリカは、2002年に受けた基本的な教育のための支援金の半分以下を受けているのが実情である。 これは全世界的に基本的な教育のための総援助のうち26%水準である。
ユネスコは、問題を解決するための緊急措置を促しながら、寄付者に2018年から2020年までに31億ドルを集めて教育を普及するグローバル・パートナーシップのキャンペーンと教育を受ける権利のためのファンドなどのプログラムに関心を集中することを促した。
このファンドでは、2020年までに38億5000万ドルの募金を目的としている。